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LOVE POINT:第2話

LOVE POINT:第2話

天然のアオイとツッコミのたくみ。
結構いいコンビだと思います。
-2-
 


その日は夜間パトロールの当番だった。

エンフィールドの街を葵が1人で巡回していると人影がクラウド医院に入っていくのが見えた。

「誰だろう?」

誰か怪我や病気にでもなったのかもしれない。

もうディアーナも家に帰っているだろうし・・・(ここでは住み込みじゃありません(笑))

人手がいるかも・・・・そう思い葵はクラウド医院へと急いだ。

クラウド医院へと入っていったのはたくみだった。

たくみが怪我や病気だったのならいいがアリサさんだったら大変だ!

と葵は思った(←意外と失礼なやつ)

医院の方の扉には鍵がかかっていた。

ドクターの自宅の方へ直接行ったのだろうと思い裏へとまわった。

ふと目をやった窓からたくみが見えた。月明かりに照らされドクターの姿も見えた。

そして2人は接吻した。



「・・・・・・・・・・お前・・・・・説明の仕方・・・・変・・・」

「いっいいだろ!そんなことっ!!そっそれより・・だっだから・・・・」

「つまり真っ最中だったんだろ?」

「!!・・・・・・・・・・・うん・・・・・・・」

葵は真っ赤になってうつむいてしまった。

これが自分より3つも年上っていうのがいまだに信じられん。とたくみは心底思う。
 
「で?オレにどうしろと?」

「あ、あのさ・・・・アレフには言ったの?」

「何を?」

「いや、だから・・・・その・・・・ドクターとつ、付き合ってること・・・・・・」

「いや?言ってねぇ。つーか別に言う必要ねぇし」

「え?! なんで?!」

葵は驚いて聞き返す。が、たくみは驚かれたことに驚き返す。

「なぜ驚く・・・・」

「だってアレフとは親友でしょ?」

「親友なら全部言わなきゃいけないのか?」

「うっ・・・・そんなことないけど・・・・」

返す言葉を無くしたのか葵はそのまま黙ってしまった。

暫し気まずい沈黙が流れる。

「ん~・・・まぁ他人から耳に入るより自分から言った方がいいとは思うけどな」

沈黙に耐えきれなくなったたくみが発した言葉に待っていたとばかりに葵が食い付く。

「そうだよね!!そう思うよね!!」

その葵の勢いにたくみは「しまった・・・・」と思った。

どうやら自分は言ってはいけない言葉を言ってしまった気がしてならない。

そして事態はたくみの予感どおりややこしい方向へと向かっていった。



「どうせなら一緒に告白しちゃおうよ!」



その葵の言葉にたくみはこうツッコんだ。
 
「で?お前は誰と付き合ってるんだ?」
 

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