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LOVE POINT:第4話

LOVE POINT:第4話

暴露大会最終話(笑)
結局ルー×2ndっぽくなくて超ゴメンナサイ・・・orz

トーヤ×1st←パティ←アレフ

アリサ←アルベルト

意外と片思い率高い(笑)
-4-
 


席へと戻るとアホベルトが物凄い形相で睨みつけてきた。

男の嫉妬はみっともないと思いつつ勘違いしたままの奴が笑えて仕方ない。

その時アレフがいい質問をしてきた。

「で?お前そのコとはどこまでイったんだ?」

なので正直に答えた。

「そりゃもちろん最後まで♪」

ピキピキッ!とアルベルトのこめかみに血管が浮き出てきた。

「テクニシャンなのか?」

興味津々で聞いてくるアレフ。オレも正直に答えてやる。

「そりゃあもうv なんたって年上だし。経験豊富だしな♪」

「たーーーーーくーーーーーみーーーーーーーーー!!!!」

耐えに耐えられなくなったアルベルトがくってかかってきた。

「何だよ?何怒ってんだよ?」

わからないフリをしてとぼけてみる。でもまぁ嘘は言ってない。

色々ヤってるのは確かだしドクターが上手いのも確かだし年上なのも確かだ。

うん。オレは悪くない。確信犯なだけで。

「相手は誰だ?!相手によっては今この場でお前を切り殺すっ!!!」

と物騒な事を言ったアルべルトの目は本気だった。

本当に相手がアリサさんだったりしたらマジで殺されそうだ。

「だから言ったろ?身近な人だってサ。」

「だから!!その『身近な人』ってのが誰だって聞いてんだよ!!!」

うっすらと目に涙を浮かべ必死になって聞いてきた。

怒ったり怒鳴ったりならこちらとしても遊び甲斐があるのだが、大の男に泣かれ

ては鬱陶しい以外の何ものでもない。

そろそろ哀れになってきたのでからかうのはこの辺にしておこう。

「トーヤ。」

「・・・・・・へ?」

いきなり名前を出されたからかアルベルトは上手く状況を飲み込めないでいる。

「??トーヤって・・・・ドクターのこと・・・・だよな?」

アレフもアルベルトと同じ状況のようだ。

「他に誰がいるのサ。」

「・・・・・・・ドクターって男・・・だよな?」

「あれで女だったら怖いだろ。」
 
 




暫く沈黙が流れた。
 



 

「・・・・・・・たくみ、お前も男・・・だよな?」

「何を今さら。」



「・・・・・・・ってことは・・・・・?????」

「・・・・・男・・・・・同士でってこと・・・・・か?」



「あ、言っとくけどオレは別に男好きなわけじゃないぜ?だからお前らを襲う事

はないから安心していいぞ。」

「「あ・・・当たり前だ!!」」

アレフとアルベルトが同時で叫ぶ。

「さて・・・っと。アオイ。オレの仕事は終わったから帰るわ。」

「うぇ?!」

やることやったし、さっさと帰ろうとアオイに投げかけるとヤツは素頓狂な声をあげた。

「えェぇええぇぇェえっっと・・・・・」

明らかに『まだいて』と言いたそうだ。

「あのなぁ・・・・こういうのはズバっと言っちまった方がいいんだよ。うだう

だ悩んでるから言い辛くなるんだ。」

「で・・・でも・・・・」

「言ってお前のことを気持ち悪ィとか思う人間は自分から切っちまえ。誰かを好

きになることが尊いと思っても気持ち悪いと思う事じゃない。少なくともオレは羨

ましいと思うけど?」

「羨ましい?どうして?だってたくみだって・・・」

「さっきドクターと付き合ってるって言ったけどさ。たぶんお前らの『付き合う』

とは違うんだ。オレはまだ人間になりきれてないから。」

「え・・・・」

そう言ってさくら亭を後にした。

「ちょっ・・・・ちょっと待てよ!たくみ!」

その後をアレフが追いかけて行く。
 
 
 


 

「・・・・・・なんか・・・・・悪い事しちゃった・・・」

残された葵がポツリと呟いた。

「・・・あいつも色々抱えてるみたいだからな。で?話したい事あるんだろ?」

「うん・・・あのさ、アル・・・あの・・・僕、今付き合ってる人がいて・・・さ・・・・」

しどろもどろになりながらも葵は決心してアルベルトに話し始めた。

「その・・・ルーと付き合ってて・・・・」

「・・・そうか。」

「・・・・・・き、気持ち悪いよ・・・ね。やっぱり。」

あははと葵は乾いた笑い声を出した。

「そうだな。」

「っ!!!」

「ってさっきのアイツの言葉聞いても言える程オレはバカじゃないつもりだけどな。

それともお前はそう言って欲しかったのか?」

アルベルトの言葉に葵はふるふるっと首を横にふった。

「違っ・・・・・・・。ゴメン・・・。」

「謝るなよ。お前が決めたことだろ?別にオレがとやかくいうことじゃねぇ。ただ・・・・」

「ただ?」

「相手がルーっつーのが気にくわねぇがな!!」

「なにか問題でも?」

それまで黙って二人の会話を聞いていたルーがようやく口を開く。

「葵を泣かせたり傷つけたりしたら承知しねぇぞ!!」

「ベッドの中では啼かせてるけどな。」

「べっっっっっ・・・・・・!!!!!!!阿呆!!!」

「//////////ル・・・・ルーってば!!もぅ・・・そ、そんなこと・・・・ここで

言わなくても・・・・/////////。」
 
 





こんな風に大好きな人と大親友と笑って話せる自分はきっと誰よりも幸せなのだと思う。

でも、たくみだってちゃんと心配してくれる人や好きでいてくれる人は沢山いる。

過去に彼に何があったのか僕にはわからないけど、どんな人にだって誰かを好きになる

ことが出来るって思うから。

だから願うんだ。

どうかこのエンフィールドという場所が彼に優しい風を運んで来ますようにって。
 

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